ここのところの為替相場はとにかくレンジ内の動きが続いています。これだけのレンジ相場の場合、抜けたときの動きはかなりのパワーをもっていると考えられます。
さて、これまで下向きだった方向性に少しずつ変化が見られます。ドル円は多少切り返してきており、下方向で注意すべきは96.5円あたり。このあたりを抜けると再下落の可能性が大きいでしょう。目処は先日書いた95円から大きく見て90円を割ることもあり得ます。
逆に上方向は少し遠く、99円を超えたラインが見極めどころですが、アメリカの債務上限問題次第で一気に伸びることも考えられます。ここを超えてくると105円あたりまで上昇するかもしれません。
ユーロ米ドルは、方向は一応上向きで先日書いた1.388米ドルが引き続き目処になりますが、1.346米ドルを切ると1.324米ドルあたりまで下げが加速しそうです。
ユーロ円はドル円次第といったところで、131.2円より下に行くとそこから2円くらい下がって、130円割れも見えてきます。逆に上方向は133.6円あたりを超えてくると、先日の高値を超えて135円くらいまで一気にいく感じでしょうか。
最後に豪ドルは元気を取り戻しつつあり、豪ドル米ドルが0.962米ドルから0.966米ドル、豪ドル円は92円を超えてくると95.1円~95.3円あたりまで一気にいきそうな気配です。豪ドルはだましをはさんでの動きなので確率は高めといえます。
ただ各通貨のモメンタムはまだ回復しておりませんので、引き続き注意して取引したいところです。
それでは、今日も神様に祝福された素晴らしい一日をお送り下さい。