皆さん、こんばんは。
イギリスの国民投票が確定し、ユーロ離脱が決定しました。
アメリカの大統領選挙、そして今回のイギリスユーロ離脱、かなり危険な選択を人類はしているようです。人類といっても白人の悪い文化がむき出しになってきているといっても良いでしょう。
これらの選択は、残念ながら長い人種差別社会の延長にあると言っても過言ではありません。
ナショナリズム、国粋主義、人種差別。他を排除して自分が幸せになると信じてやまない結果がアメリカのトランプ旋風であり、今回のイギリス国民投票のユーロ離脱だといってもよいでしょう。
アメリカもイギリスも悪い文化を再建しようとしているわけです。
以下、イギリスのユーロ離脱リスクで、考えたくない最悪のパターンをあげてみましょう。
1.ユーロ圏内で同じ動きが起こり、ユーロが崩壊する。
2.ユーロ崩壊により、国同士の利権争いが増える。
3.その気運は欧州だけにとどまらず、世界戦争へと発展する。
1.ユーロ圏内で同じ動きが起こり、ユーロが崩壊する。
今回イギリスがユーロを離脱したことで、他のユーロ諸国の中にもそういう動きが出てくることでしょう。これは間違いなく起こるリスクだと思います。イギリスの影響力はそれだけ強いからです。
これは、つまり、他を徹底的に排除することで幸せになるという最悪の考え方です。
ドイツやフランスといったユーロのメイン諸国の中にも、そういう考えは少なからずあるでしょう。
ましてや、これまで様々な問題をもっていたユーロ圏です。一つ一つが誇大化され、ユーロ圏の存続が怪しくなっていく可能性は十分にあります。
グローバル社会、国際社会でせっかく作り上げられた共同体がいとも簡単に崩れされば、大きな失敗として人類の歴史に残り、そういった団結の動きが減っていくことになります。
2.ユーロ崩壊により、国同士の利権争いが増える。
これはユーロが崩壊した場合のリスクですが、国同士の利権争いがこれまで以上に増えていくことになるでしょう。
共同体、団結、協力、そういった人にも国にも大事な考え方が失われます。イギリスのユーロ離脱リスクの最大のリスクは、国同士の不信感や人々の失望感なのです。
国同士が信頼しあえず、お互いに利権争いを始めれば、国民もまた同じ気持ちになっていきます。そして、社会に暗雲たる気運がはびこってしまうわけです。
人々の気持ちがこの世界を作っていく以上、暗い想念や狭い考えが広がれば、それだけ暗く、狭い国際社会になっていきます。
私が最も危惧するのは、「どうせ協力してもうまくいかない。」とか、「あの国とはそりが合わない」という風潮が増えていき、人々の心が暗くなり、つまらない考えが広がってしまうことです。
3.その気運は欧州だけにとどまらず、世界戦争へと発展する。
最後の3は大げさに聞こえるでしょうか?
私はそうは思いません。イギリスのユーロ離脱のように選択を誤れば、そういう可能性も十分にでてくるのが今の世界だと思います。
決してありえない話ではないのです。
地球温暖化が進み、世界の軍事力が増強されていく中、経済が悪化すれば待っているのは軍事力でお金を増やそうという動きです。
極論、今回のような「自国の利益のみを最優先」と考える選択が続けば、私たちに待っているのは国同士の争い、つまりは、戦争と破壊なのです。
自己中心的な人間が増えると喧嘩が起きるのと同じことです。
そして、最近、日本にもそういう動きが強まっているのはいうまでもありません。安倍政権はそういうリスクを存分にもっている政権です。
イギリスのユーロ離脱リスクを防ぐ道はあるのか?
イギリスのユーロ離脱リスクで、今後の国際情勢はかなり混迷を極めそうですが、これを防ぐ道はあるのでしょうか?
はっきり言って、ありません。
・・・と、こう言い切りたくなるくらい難しい状況なのは間違いないでしょう。
しかし、我々が真剣に祈り、考え、行動していけば未来は変えることができます。
何よりも、まず、私たちの心を明るくし、世界が平和であることを創造することが大切です。そういう人が増えていけば、こういったリスクは減らすことができます。
読者の皆さん、どうか、決して悲観的な考えをもたず、人を悪く言わず、暗い心や悲しい心を起こさないようにお願いします。
その想念は世界につながっていると思って、明るく生活していきましょう。
以上、イギリスのユーロ離脱リスクについての特別記事でした。