世の中には、投資はギャンブルだとして手を出さないという人が多いようです。とりわけFXはそのギャンブル性が高い。そう感じている人も少なくありません。

はたして、FXはギャンブルなのでしょうか?

きわどい質問ですが、答えは簡単です。


FXをギャンブルにするか、投資にするかは「自分次第」なのであります。

取り組み方一つでギャンブルにもなるし、投資にもなる。

これがFXです。

たとえば、FXのハイリスクハイリターンを利用して、自分の資産以上の取り組みをすれば、それは紛れもないギャンブルでしょう。リスクが大きすぎます。

また、ろくに考えもせず、丁か半かでFXをするのなら、これもギャンブルになるでしょう。そういう意味で、バイナリーオプションは半分以上ギャンブルだと思います。

損きりラインを設定しない。これもギャンブルです。

ギャンブルは一時儲かったとしても、いつか損する仕組みになっています。人生そんなに甘くはない。楽して稼ごうとしても無駄なのです。

高額取引でドキドキしながら取引しているという人は、FXというギャンブルをしていることになります。すぐにでもやめたほうがよいと私は思います。

しかし、FXは、人によってギャンブルにならない場合があるのです。

FXで勝つ仕組みを編み出し、金儲けよりも世界のことを考え、増えた資産の一部でも世の中のために使おうという人は、ギャンブルではなく投資をしています。

もし、FXで買った金額を自分のためだけに使うという目的ならば、ほとんどそれは投機でしょう。お金の奪い合いをしただけで、投資とはいえません。利己目的はいつか必ず破滅するものです。

それは古今東西の歴史が証明しています。

つまり、FXを本当の意味で投資にするためには、増えた資産をほかに回す必要があるのです。世の中の役になる方面にお金を回してはじめて、FXがギャンブルから投資になる。

これが私の考え方です。

もちろん、FXは心のメンタルトレーニングにもなりますから、そういう意味では自分自身への投資といえるかもしれません。

お金の浮き沈みに一喜一憂せず、経済の動向を注視し、世の中の方向性を見出し、世界経済の間違っていることに気付き、少しずつ修正していくことができる。

そういうメリットを自覚してFXに取り組むのならば、自己投資といえなくもないでしょう。

「FXは自分に対する投資」

そうなれば、FXはギャンブルではなく投資であります。