皆さん、こんにちは。
ご存知のように、FXの初心者は9割負けると言われています。つまり、ほとんどの人は損をして、為替市場にお金を溶かして去っていくわけです。
一見すれば、上がるか下がるか。
この二択で成り立っているような為替相場ですが、初心者が負ける仕組み、初心者をダマすテクニックが隠されています。
どういう仕組みでそうなってしまうのでしょうか?以下、初心者が負ける仕組みについて書いていきましょう。

がはは!FX初心者はだまされてばかりじゃ。勝てない仕組みの中でどうしたらよいのか。良く勉強しておくように。
FX取引業者による搾取
こういうとFXの取引業者に怒られてしまうかもしれませんが、FX初心者が騙される一番の大きな相手はFXの取引業者だといわれることがあります。
その一つの仕組みとして話題になるのが、DD方式という仕組みです。
DD方式とは?
ディーリングデスク(Dealing Desk)の略で、FX業者と顧客(投資家)が1対1で取引する方式です。つまり、投資家はFX業者に注文を出して、FX業者と取引を行っています。DD方式のFX業者は、銀行と顧客の間に入って注文をやりとりし、為替市場の橋渡しになっています。
このDD方式を採用するFX業者では、マリー取引ということが可能で、顧客同士の注文を相殺することができます。
たとえば、買い注文が10万通貨で、同時期に売り注文が10万通貨入ったとしましょう。この場合、顧客の注文を相殺してしまえば、価格が上下のどちらにいってもFX会社の損失にはなりません。
つまり、注文を実際に出さずに、内部で処理することができ、銀行注文時に必要なスプレッド分をそのまま利益にすることが可能です。口座数が多くなればなるほど、その利益は大きくなります。
簡単に言えば、銀行からカバーしなくてよい顧客からの注文は、実際に取引しなくてもよいわけです。
もし、10万通貨の買い注文と5万通貨の売り注文が同時期に入った場合は、相殺できなかった5万通貨の買い注文分だけを銀行と取引してカバーします。
このDD方式では、負ける顧客がたくさんいた場合に、その注文すべてを実行せずに、業者の利益にすることもできます。このことから、DD方式は、合法的な呑み行為ともいわれているくらいです。そして、国内のFX業者は、ほとんどがこのDD方式を採用しています。
一方、内部でマリー取引ができるために、DD方式のFX業者はスプレッドを一定に保ったり、安くしたりできるというメリットもあります。このDD方式が顧客の利益につながることもあるので、搾取というと大げさにも聞こえるでしょう。
しかし、このマリー取引は、ギャンブルでいえば呑み行為と変わりません。マリー取引が合法でできることによって、取引手法の定まっていない初心者は確実に搾取され、やればやるほど損をしていくというわけです。つまり、DD方式では、顧客の負け分によって、業者が儲かる仕組みにすることができてしまいます。
この顧客と業者の利益が反するという点が、一つの負ける仕組みです。
強制ロスカットをうまく使ったり、ストップロス狩りをしたり、注文できるはずのものを注文できなかったことにしたりと、初心者から搾取するために、あの手この手で作戦を仕掛けることすら可能な仕組みなのです。
簡単に言うと、DD方式では、業者が儲かるように、顧客が損してもよいようにと、そんな意識が働いてしまいます。注文自体は顧客がしているので、自己責任といってしまえばそれまでのことです。慈善事業ではないので、業者の利益になるように動くのは、当然といえば当然でしょう。
そもそも、FXで取引する以上は、FX取引業者の売上に貢献することは避けられません。私たちにできることといえば、そんな環境でも利益を生む手法を編み出すことと、なるべく安心できるFX業者を選ぶことくらいです。
ここまでDD方式の話をしましたが、FX業者には、NDD方式を採用しているところもあります。これは、ノン・ディーリングデスク(None Dealing Desk)の略で、顧客が為替市場と直接取引する方式です。NDD方式の業者は、顧客からの注文をそのまま市場に流してくれます。
つまり、DD方式のようにマリー取引はできないために、透明性が高いという話もあります。
NDD方式は、DD方式のようにスプレッドを安くすることができないため、スプレッドを拡げることで儲けています。顧客に取引をしてもらう回数を増やすことで、利益が上がる仕組みです。国内でNDD方式を採用する業者はほとんどなく、海外FXはこの仕組みを採用しているところが多いようです。
このDD方式とNDD方式でどちらがよいとは一概にはいえません。DD方式にせよ、NDD方式にせよ、勝てる人は勝てるし、負ける人は負けるものだからです。また、海外FXは怪しい業者が多いので、注意が必要です。
大金持ちによる搾取
さて、次に、FXの世界は基本的に弱肉強食の世界だと言われています。お金を持っていれば持っているほど、為替操作がやりやすいというわけです。
単純にいえば、大金持ちは為替をある程度操作することができます。世界中のお金が集まる為替相場でそんなことできるの?と思うかもしれませんが、大口の注文が入れば為替が動くように、そう難しいことではないのです。
私たち一般市民がいくら束になっても為替を操作することはできませんが、本当にお金をもっていれば、動きの少ない相場やちょっとした値動きくらいは超短期的に操作できるわけです。
そこでヘッジファンド等によるチャート上のダマシなどが発生してきます。初心者はチャートを学んで、いわゆるゴールドクロスなどの基本的な手法を学びます。
しかし、そのとおりやってもうまくいかない。
これらの多くは、大金持ちがダマシサインを作成して、反対方向に持っていき、すべて飲み込んでしまうわけです。彼らは初心者の心理状況をよくわかっているので、面白いように搾取されていきます。
業者によるストップ狩りよりも注意しなければいけないのは、この大金持ちによるストップ狩りです。
自分が設定したストップロスの値ピッタリに、相場のレートが動く。一瞬だけスプレッドが拡がる。などなど、誰もが経験するそんな体験、一度や二度ではないその経験を考えれば、FXのシステム上勝てない仕組みになっていると言うしか仕方ありません。
FX初心者自らによる失敗・大損
最後に最も肝心なのが、FX初心者自らによる失敗・大損です。
上記の1も2も大きなもので、この仕組みだけでも勝てない確率の方が大きくなるわけですが、それに加えて初心者の失敗手法が火に油を注いでいます。注文しているのは初心者自身なのですから、ここが一番大きいでしょう。
へたくそ取引で大損。損切が出来ずに大損。方向感が定まらずに大損。感情が邪魔をして大損。人の言うことにのっかって大損。
そんな取引をしていて勝てるはずがないのです。手数料無料でもスプレッド分のお金が減っていきます。
FXの世界で生きていこうとするならば、これらの隠されている仕組みを理解して、それを上回るような手法で取引しなければなりません。
しかし、初心者がそんな手法を編み出せるほど、FXは甘くありません。当サイトのトップページや、テクニカル分析の分析で紹介しているように、たいていのテクニック分析は勝ち続けられないシステムだからです。
当ブログがおすすめするのは、プロの手法を真似することです。プロの作った優良ストラテジーのサインにそって取引すれば、初心者のリスクは大幅に減ることでしょう。

なんとー!これじゃあFX初心者は大損するしかないわけだー!初心者が失敗する原因を学んで、自動売買か安心業者を選んで腕を磨くしかない!