先週の円相場は、読みにくい展開で終わりました。米雇用統計の影響がこれからどのように出てくるのか、注目いたしましょう。今のところの方向性は掴みにくいので、安易に手を出さない方が良さそうです。来週以降、明確なサインが出てくるまで、自信のあるところ以外は取引しないようにしたいところです。
というのも、相場格言に「備えあれば迷なし」というものがあるように、自信のない取引はちょっとしたことで動揺して、迷が生じてしまいます。リスク管理はとても大切ですが、少し逆方向に動いただけで損切りしているうちは、なかなか勝てるものではありません。
分析をしっかりとして万全の備えをしておけば、仮に逆方向へ進んだとしても動じませんし、対応できるものです。
また、最初から万全な備えをした上で定めた指値なら、簡単に取り消してはいけません。
それを繰り返しているうちに取引への自信がなくなってしまい、勝てる勝負も勝てなくなってしまうからです。
万が一、指値を取り消すなら、それ以上の自信ある理由で取り消すようにしましょう。
つまり、あくまでも分析ありきで、安易な勝負は避けること。
これで「必ず勝つ!」
そんな自信のある取引を続けることが肝心だということです。
そのための第一歩は、やはり小額で取引することでしょう。はじめから全額勝負すると、どうしても迷いが生じてしまいます。余裕のある勝負を心がけましょう。