「相場は、相場に聞け」という格言があります。
吾々がいくら値上がりを念じても、相場は思い通りに動いてはくれません。こちらにいくと思えばあちらにいき、あちらにいくと思えばこちらにいく。
相場は猛獣のように暴れ、なかなか言うことを聞いてくれないものなのです。
人間の頭では読みきれない。
それが相場なのです。
したがって、自分の判断にこだわり過ぎて、思い込み取引をしているのでは勝てるものも勝てません。
相場のことは、相場だけが知っている。
つまり、この格言は、相場の動きにあわせて取引すべきだというのです。
相場がどちらにいくのか、自分の思い込みを捨てて、虚心になって相場に聞いてみる。
観音トレードでは、このことを「相場の神に聞いてみよ」と表現します。
自分の我を捨てて、相場の神様に聞いてみる。そんな気持ちが大切なのです。
では、相場の神様に聞くには、どうしたらよいのでしょう?
相場の神様の声を聞くには、相場に対して神様のような気持ちで接すればよいのです。
冷静に、客観的に、決して欲張らず、儲けたらそのお金を人のために使うと決意して、神様のような明るく幸せな心で相対する。
そうすれば、相場が答えを教えてくれますし、何より吾々のうちにある神様が教えてくれるのです。