最近、よく耳にする「シストレ」とは、システムトレードの略称です。
広義の意味では、「自分自身のシステムを持って取引を行うこと」をいいますが、基本的には一定の売買ルールに従って機械的に取引することをいいます。
吾々が普段やっているいわゆる裁量トレードとは一線を画するものです。
経験や勘といった裁量的なものではなく、テクニカル的な分析で過去の検証が可能な数値などを組み合わせでシステムを作り、その売買ルールを一貫して行うスタイルをいいます。
たとえば、人間の頭だと、損切りすべき時に損切りできないとか、利益確定したほうがよいのにタイミングを間違えるとか、とかく感情が入ってしまいがちです。
ある法則に乗れば確実に勝てるとしても、感情が邪魔をして負けてしまう。
それを防ぐには、感情のないシステムに任せるのが一番なわけです。
そこで登場するのがシステムトレード。
自分の甘い判断を排して、システムが取引してくれます。
もちろん、システムトレードにはメリットもデメリットもあるのですが、なかなか面白い手法なのです。